わかりにくい英語のリスニングの勉強方法について。

リスニングの勉強方法について

英語の勉強の中で、自分の能力が上がっているのかをもっとも把握しにくいのがリスニング能力だと僕は思います。大学への受験生時代は、自分のリスニング能力が上がっているのかを判断する材料が皆無だったので、ほぼ勉強なしで試験に突入しました。大学に入ってからいくつかのリスニング能力の鍛え方を発見することが出来たので、まずは超基礎の部分から書いていこうと思います。

リスニングの壁

前回の記事「英語勉強法:単語編」での勉強を通して、ある程度の単語を英文を音読しながら記憶した人は、「教材が言っている英語は聞き取れる」というレベルまで実はリスニング能力は上がっていると思います。ところが、このレベルになるとぶつかる壁として、

「教材の英語ならわかるが、実際の英語を映画やドラマで聞くとさっぱり聞き取れない」

という現実が待っています。ある程度勉強が出来て自信がついたころに海外ドラマなどを字幕抜きで観てみると、あまりにも何を言っているのかが分からなくて、絶望的な気分に陥ります。

教材の限界

それは、市販の英語の教材が、日本人にも聞き取りやすいようにキレイにゆっくりと丁寧に話している音源となっているためです。実際の英語は適当に、早く、雑に話されることが多いです。英語のつながりによっては、音が繋がったり消えたりします。このギャップを埋めることが出来なければ、いつまでたっても英語を聞き取れるようにはなりません。

例えば、「Check it out」が「チェケラ」に聞こえるのが典型的な例だと思います。もはやどこを探しても「it」の音は見当たりませんし、その他にも変化しているところが山ほどあります。現実世界では誰も「チェック、イット、アウト」とは話さないのです。ディズニーの「アナと雪の女王」の有名な歌の歌詞の「レリゴー」も「Let it go」のことですね。

そのため、英語を聞き取れるレベルまでリスニング能力を鍛えるためには、この微妙な変化の部分を脳味噌にしみこませる必要があります。教材レベルから実在の世界のレベルまでリスニング能力を引き上げるイメージです。

勉強方法

では、具体的な勉強方法について書いていきたいと思います。リスニングの勉強には、「英語の歌」を使用します。歌と勉強が結びつかない人は、少し頭を柔らかくして、勉強の最終目的は自分のスキルアップということに焦点を置いてください。スキルアップさえすれば、歌でもなんでも勉強となります。

使用教材

僕がリスニングの勉強に使用して、最も効果があると感じた教材がこちらになります。

「英語耳」で有名な本の、5曲が収録された英語耳ドリルになります。僕も「歌でリスニングが出来るようになればラッキーだし、やってみるかな」程度の軽い気持ちでスタートしたのですが、これが意外にも一番リスニングに効果があったと感じた勉強方法になりました。正直言って、本気で取り組めばこの教材は最強の部類に入ると思っています。というか教材を買いまくった僕としては本当に効果があった本しか紹介していないのですが。

具体的な勉強方法

ここからは、この本を使った具体的な勉強方法を書いていきます。詳しい勉強方法はこの本の中に書いてあるのですが、まとめると以下のようになります。

  1. 歌詞を見ないでひたすら100回聞き取る
  2. 歌詞を見て100回一緒に歌う
  3. 歌詞を見ないで100回一緒に歌う

「こんなことでいいの?」と思われるかもしれません。僕も始めるまではそういう気分だったのですが、いざ始めてみるとこれが結構しんどいのです。良く考えると、300回のリスニングと200回のスピーキングの練習となっていることがわかります。

最初の100ではできる限り英語を聞き取ろうとするのですが、思ったよりそれが難しいのです。次の100回で初めて歌詞を見て一緒に歌うのですが、この時に「こんな歌詞だったのか」と驚くことになります。そして、最後の100回を歌う頃には歌詞も覚えているので、自然と100回歌い終えることが出来ます。

これを、収納されている5曲分終わらせます。合計で1500回のリスニングと、1000回のスピーキングとなります。この練習を終えたときには、自分の気付かないところでリスニングのコア能力が鍛えられていることになります。もしこの勉強法にはまってしまったら、どんどんと新しい曲にもチャレンジしてみるのも良いと思います。