今回紹介する本は、前回の書評で書いた「革命のファンファーレ」の中で西野さんがひたすらおすすめしていた前田裕二さんによる「人生の勝算」になります。最近本屋に行ってランキング等を見ても「これは!」というものが少ないので、とりあえずおすすめされている本を購入してみました。


こちらになります。

【内容】

内容としては、仮想ライブ空間である「SHOWROOM」を立ち上げた前田裕二さんのこれまでの人生をもとにした、自伝とでもいえるものになっています。これまでの経験をもとに、エンタメ業界に今後起こるであろう変化を起こすために奮闘している様子が描かれています。もちろん経営者の書いた本であるがゆえに自社のサービスであるSHOWROOMの宣伝になっているという点はありますが、一人の人間の熱い生き様(しかも相当苦労されたであろう)を垣間見ることができるのは価値が高いと言えます。

【感想】

内容でも書きましたが、ここまで人生においてハンデを背負った状態からガッツでのし上がってきた人の話を本を通して垣間見ることができるという点で非常に価値がある本でした。僕自身、一般的に言うと割とハンデがある人生を生きてきたと思いますが、彼と比べると非常に幸福だったと思います。自分の経験から、人間は非常に不幸なことが起こると

  1. そのままやる気を失う人
  2. 不幸をバネにして跳ね上がる

という2種類のタイプに分かれると思います。僕はどちらかというと人生の前半は前者であり、ある時にふと「後者になってみたい」という気持ちから一発奮起してここまで来たのですが(もちろんまだまだ頑張ります)、彼は本の物語を見る限り、人生単位で後者の跳ね上がり、つまり逆境に屈さずに努力を続ける人間のように思えます。しかも、常人よりはるかに高い温度で燃焼し続けているように思えます。

僕が常々不思議なのは、この「差」はどこから生まれるものなのか、という点です。僕自身どちらのタイプも経験しているので理解できるはずなのですが、人間のやる気についてはなかなかうまく説明できません。

この著者のやる気がいつか燃え尽きてしまわないか、その点について不安に思いますが、ここまでモチベーションが高く、逆境を撥ね退けている人間が若い世代にいるというものを見てみてはいかがでしょうか。少なくとも僕のやる気は非常に高まりました。