米国公認会計士(USCPA)に合格し、Big4監査法人で働いてます。USCPA情報をメインにリアルな情報を記載。

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USCPA試験の概要

USCPA試験の概要

USCPA(米国公認会計士)試験はどのようなものなのかについて、ざっくりと説明していきます。注意点としてはこちらの試験概要は旧試験のものであり、現在は新試験と呼ばれるシミュレーション問題の比率が若干高いものになっています。ただ、この記事には管理人が受験した際の試験結果の画像を張り付けているので、情報として残しております。

※新試験の概要についても書いてみました。下記リンクよりご確認ください。

USCPA新試験の概要

主催団体

USCPA試験は、米国公認会計士協会という米国の団体が主催となっています。米国公認会計士協会は英語で言うとAICPA(American Institute of Certificated Public Accountants)という団体なのですが、こちらは世界で最も大きな会計専門家の集まり(つまり会計士協会)となります。英語になりますがAICPAのホームページも用意されており、ここで簡易版のUSCPAの模擬試験を受けることも可能です。こちらにはUSCPA試験に関する日本語のページも用意されているのですが、一見したところ非常に胡散臭く、日本語もあまり上手とは言えない、一言でいうとあまり見栄えが良くないものになっています。ただ、USCPA試験の主催団体としてAICPAの歴史は100年を超える由緒あるものになっています。

【AICPAリンク】
http://www.aicpa.org/Pages/default.aspx

【AICPA日本語リンク】
http://www.aicpa.org/BecomeACPA/CPAExam/Pages/UScpaexam-jp.aspx

USCPA試験の科目

USCPA試験はFAR・BEC・AUD・REGという4つの科目で構成されています。それぞれについて簡単に説明します。

1:FAR(Financial Accounting and Reporting)
こちらは日本語にすると「財務会計及び報告」になります。ただ、財務会計と言っても出題分野が幅広く、なじみがある企業会計に加えて政府・非営利法人の会計(公会計と呼ばれる分野です)、IFRS、財務分析の指標なども出題範囲に含まれています。FARがUSCPA試験の中でもコアとなる科目であるのは間違いなく、大多数の人は初めにFARから勉強を開始すると思います。

2:BEC(Business Environment and Concepts)
こちらは日本語にすると「ビジネス環境及び概念」とります。出題分野としては管理会計、原価計算、予算統制といった分野から、経済学、IT、コーポレートガバナンス、ファイナンスなど非常に多岐に渡ります。日本の簿記試験の分野である工業簿記に加えて、様々なビジネスに関する分野が出題される科目となります。日本人が苦手とする記述問題が含まれているのもBECの特徴です。

3:AUD(Auditing and Attestation)
こちらは日本語にすると「監査及び証明業務」となります。出題範囲は監査に関するものを中心に、その他の証明業務、会計士の倫理、そして内部統制などになります。こちらの科目は会社などで会計士と関わる業務に携わっていない人にとっては、あまりなじみのない分野となります。一番概念がつかみにくい科目かもしれません。

4:REG(Regulation)
こちらは日本語にすると「諸法規」となります。出題分野は税法や商法(ビジネスロー)などになります。個人や様々なタイプの法人の確定申告に関するものや、ビジネス上の契約に関するものなど、法律に関係する分野が幅広く出題されます。税務業務に関する会計士の責任なども出題範囲に含まれています。アメリカの税法について勉強するので、興味が無い人にとっては厳しい分野となります。

USCPAの合格について

上記の4科目の全てに合格すると全科目合格となります。1つの科目についてスコアは0~99まであり、スコアの75以上を取得すれば合格となります。受験者にとって助かる点は、「科目合格制度」が用意されていることであり、ある一定期間の間に全ての科目でスコアの75以上を取得すれば全科目合格となります。仮に科目合格制度がなければ、USCPA試験の合格率は激減すると言えるかもしれません。科目合格制度については以下で説明します。

科目合格制度について

科目合格制度とは、4つの科目の内いずれか1科目に合格した後、18ヵ月(つまり1年半)以内に他の科目も含めて全ての科目に合格すれば全科目合格となる制度になります。つまり、1年半以内に4つの科目でスコアの75以上を取ればOKということになります。受験生にとっては18ヵ月の間に1科目ずつ合格していけばよいので、働きながらでも十分合格を目指すことができます。ちなみに、最初の科目に合格してから18ヵ月を超えると、最初に合格した科目については期限切れとなり、もう一度合格点を取る必要があります。その場合は2つ目に合格した科目の合格から1年半以内に合格しなければなりません。

試験日程について

USCPAは3、6、9、12月以外の月、つまり1、2、4、5、7、8、10、11月に試験を受けることが可能です。しかも、受験会場が開いている日を自分で選択して受験することが可能なので、非常に柔軟に受験日を決定することができます。ただし、1度試験を受けるとその月を含めて3か月は再度同じ科目を受験できないので、1つの科目につき1年で最大4回までしか試験を受けることはできません。このように、USCPA試験は受験者の都合に合わせた、非常に優れた受験システムとなっています。日本の資格試験も同じくらい柔軟になってくれれば良いのですが、今後、数十年は変化しないかもしれません・・・。

結果発表について

試験を受けた数週間後に、結果がメールで送られてきます。そのメールにファイルが添付されており、その添付ファイルに自分のスコアと受験した日程などが記載されています。NASBAと呼ばれる受験者のマイページのようなサイトでも、メール受信の直後に自分のスコアを確認することが可能です。そして最終的に郵送で紙の試験結果が登録した住所に送られてくるという仕組みになっています。メールはこんな感じものが届きます。

aicpascoremail

当然ですが、このメールに添付されているファイルを開くときが最も緊張します。僕は合計4回開きましたが、どの添付ファイルも開封するまえにめちゃくちゃ祈りました。

試験結果のPDFはこんな感じです。個人情報につながる箇所は黒塗りにして、僕の結果を貼り付けたいと思います。

uscpascore

こちらはファイルの一部を抜粋したものになります。内容を見てみると、試験日である2012年2月6日から結果受領日が22日となっているので、2週間程度で結果が発表されていることが分かります。さらに、この科目合格の1年半後の2013年8月31日に、科目合格が消滅すると記載されています。この日までに他の全ての試験で合格しなければ、このFARの合格という権利は消失することになります。ちなみにBECがAttendedとなっているのは、FARとBECを同時期に受験したためであり、BECの結果がまだ出ていないためとなります。試験に出席はしたということですね。

以上で、米国公認会計士(USCPA)の試験概要についてを終わりたいと思います。

※新試験の概要についても書いてみました。下記リンクよりご確認ください。

USCPA新試験の概要

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