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USCPA試験概要

米国公認会計士(USCPA)の試験はどのようなものなのかについて、ざっくりと説明していきます。

新試験の概要についても書いてみました。

USCPA新試験概要

主催団体

米国公認会計士協会という米国の団体が主催となっています。AICPA(American Institute of Certificated Public Accountants)という団体なのですが、これは世界で最も大きな会計専門家の集まり、つまり会計士協会です。当然英語のサイトも用意されており、ここでUSCPAの(ものすごく簡易版の)模擬試験を受けることも可能です。日本語のページも用意されているのですが、非常に胡散臭いといいますか、編集が日本語に合わせずぐしゃぐしゃと言いますか、あまり見栄えが良くないものになっています。日本語のページは胡散臭いですが、AICPAの歴史は100年を超えるものになっています。

試験科目

2015年5月現在、USCPAの試験は4つの科目で構成されています。FAR・BEC・AUD・REGとなります。それぞれについて軽く説明します。

1:FAR(Financial Accounting and Reporting)
こちらは日本語にすると「財務会計と報告」になります。ただ、財務会計と言っても出題分野が幅広く、企業会計に加えて政府・非営利法人の会計、IFRS、財務分析指標なども含まれています。USCPAの最もコアとなる科目なのは間違いなく、大多数の人まずはこちらの科目から勉強をはじめると思います。

2:BEC(Business Environment and Concepts)
こちらは日本語にすると「ビジネス環境と概念」とります。出題分野としては管理会計、原価計算、予算統制などの分野から、経済学、IT、コーポレートガバナンス、ファイナンスなど非常に多岐に渡ります。日本でいう工業簿記に加え、様々なビジネスに関する分野を含んでいる科目となります。

3:AUD(Auditing and Attestation)
こちらは日本語にすると「監査と証明業務」となります。出題範囲は監査に関することを中心として、その他の証明業務、会計士の倫理、そして内部統制などを勉強していきます。会計士や、会社で会計士と関わる業務に携わっていない人にとってはあまりなじみのない分野となります。

4:REG(Regulation)
こちらは日本語にすると「諸法規」となります。出題分野は具体的には税法や商法(ビジネスロー)となっています。個人や様々なタイプの法人の確定申告に関することや、ビジネス上の契約に関することなど、法律に関係する分野が出題されます。税務の業務に関する会計士の責任なども出題範囲に含まれています。

合格について

上記の4科目全てに合格すると全科目合格となります。1つの科目につき、合格点は100点中75点となります。受験者にとって助かる点は、科目合格制度が用意されていることであり、ある一定期間の間に全ての科目で75点以上を取得すれば全科目合格となります。仮に科目合格制度がなければ、USCPA試験の難易度は非常に高くなるでしょう。

科目合格制度について

科目合格制度とは、まず4つの科目の内どれか1科目に合格してから、18か月(つまり1年半)以内に他の科目も全て合格すれば全科目合格とできる制度になります。1年半以内に4つの科目で75点以上を取ればOKということになります。受験生にとっては1科目ずつ合格していけばよいので、働きながらでも十分合格を目指すことができます。ちなみに、最初の科目に合格してから18か月を超えると、その科目についてはもう一度合格点を取らなければなりません。

試験日程について

USCPAは3、6,9,12月以外の月、つまり1,2,4,5,7,8,10,11月に試験を受けることが可能です。しかも、受験会場が開いている日を自分で選択して受験することが可能なので、非常にフレキシブルに受験日を決定することができます。ただし、1度試験を受けるとその月を含めて3か月は再度同じ科目を受験できないので、最大1年で4回の試験を受けることができるということになります。受験者の都合にあった、非常に優れた受験システムだと僕は思います。日本の資格試験も同じくらいフレキシブルになってくれれば良いのですが・・・。

結果発表について

試験を受けた数週間後に、結果がメールで送られてきます。メールにPDFが添付されており、その添付ファイルに自分の点数と受験した日程などが記載されています。NASBAと呼ばれる受験者のマイページのようなサイトでもその直後に自分のスコアを確認することができるようになります。そして最終的に郵送で紙のものが登録した住所に送られてくるという仕組みになっています。メールはこんな感じものが届きます。

aicpascoremail

試験結果のPDFはこんな感じです。

uscpascore

これはPDFのファイルの一部になります。試験日の2012年2月6日から結果が22日にはわかるので、非常に早いですね。この科目合格の1年半後の2103年8月末に、科目合格が消滅することがわかります。

以上で、米国公認会計士(USCPA)の試験概要についてを終わりたいと思います。

新試験の概要についても書いてみました。

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