米国公認会計士(USCPA)に合格し、Big4監査法人で働いてます。USCPA情報をメインにリアルな情報を書いていきたいです。

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USCPAの難易度

米国公認会計士(USCPA)について、今回はUSCPA試験の難易度を書いていきたいと思います。僕のサイトを見ていただいている方は、この試験が総合的にどの程度の難易度なのかを把握されていると思いますが、再度認する意味を込めて、どの程度の難易度なのかについて書いてみたいと思います。

資格難易度比較サイト

初めに難易度に対する僕の考えを書く前に、ネット上ではUSCPAの難易度に関してどのような情報が出回っているのかを調べてみました。「USCPA 難易度」などで検索すると、様々な資格の難易度を偏差値にしていたり、難易度レベルを記載しているサイトを見ることができます。そのサイトの中では、USCPAに以下のような偏差値がつけられていました。

偏差値72:税理士5科目合格 米国公認会計士(USCPA)

これを見て、僕は「え?USCPAは税理士と同じくらい難しいわけ?」と情報の正確性に不安を感じました。税理士と言えばかなり難関であり、基本的に何年も働きながら勉強して取得するタイプの資格となっています。僕の友人もひたすら働きながら合格を目指しており、科目合格に有効期限があるUSCPAとは別タイプの資格だと認識しています。(追記:友人は5年かけて税理士に全科目合格しました。おめでとう!)

これは怪しいということで、更に詳しくこのサイトの中身を見てみると、米国公認会計士(USCPA)の上下は

偏差値73:TOEIC990

偏差値72:税理士5科目合格 米国公認会計士(USCPA)

偏差値70:センター試験7科目90%

となっているではありませんか。なんと米国公認会計士(USCPA)の上に僕が嫌いなTOEICが!これで資格偏差値サイトの怪しさがわかりました。予想ですが、このサイトは「適当にその辺の情報を集めてまとめてみた」ものだと思います。少なくとも僕の中でこの難易度の順番はありえません。

憶測になりますが、ネット上の掲示板などにある情報を拾い集め、無理やり分野が違う資格や肩書を並べているため、このような結果になっているのだと思います。しかし、この情報を信じて「USCPAはむずかしいんだ」と目指すのをやめてしまう人がいたら大変です。

USCPA合格までの勉強時間について

さらに、このサイトには勉強時間の目安が書いてあります。確認すると、USCPAは2000時間の勉強時間を必要とするらしいです。2000時間!これは膨大な時間ですね。僕は過去の記事で、USCPAに必要な勉強時間は「1200時間」と算定しました。

参考記事:USCPA合格に必要な勉強時間

僕の実体験に基づく推定と、このサイトの情報である2000時間を比較すると、800時間も差があることになります。800時間と単純に書いていますが、これは2年もの間、1日2時間勉強しても届かない時間です。

これは意味が分からない、ということで上記の資格偏差値比較サイト以外にも様々なサイトでUSCPAの難易度を確認してみました。

情報収集後

収集結果をまとめると、USCPAは「日本の公認会計士や税理士と比べると難易度は下がる」というレベルの難易度が主流となっていることがわかりました。この時点で、最初の偏差値サイトの税理士とUSCPAの偏差値が並んでいることと矛盾しています。

ただ、僕は本気で日本の会計士や税理士を目指したことはないため単純な比較は難しいですが、試験の制度上、USCPAは日本の会計士や税理士と比べると簡単になっていると思います(とは言っても僕の法人の日本の公認会計士がUSCPAに落ちている現状もあるのですが・・・)。このように、一定の情報収集を終えた後の感想としては、上記のような資格の難易度比較サイトの運営者は

サイトにある資格試験を受けたことが無い人

なのだろうな、ということです。とにかくネット上にある試験の難易度を書いてるサイトを読みあさり、そこに書いてある内容をそのまま難易度として比較しているのでしょう。普通に考えて多くの試験を受けているのであれば、サイトの運営をしている時間がないですからね。

かなりの長文で資格の比較サイトを批判してしまいましたが、USCPAの試験に対する難易度を変に歪めて伝えられても困るので、少し熱くなってしまいました。僕が思うのは「資格の難易度は人によって違うのが当たり前」ということです。人はそれぞれ経験やスキルが異なるので、資格の難易度について偏差値にすることは本来ほぼ不可能であるはずです。

USCPAの難易度

かなり前置きが長くなってしまいましたが、ここで僕が思うUSCPAの難易度について書いていきたいと思います。一般的な書き方とは異なるという点を先に述べておきます。ただ、上記のようなサイトの情報を鵜呑みにしないのと同様に、僕の意見も参考程度に留めておいてください。ということで、僕が思うUSCPAの難易度は以下の通りとなります。

  • 「簿記1.5級レベルの4つの科目」を
  • 「全て英語」で
  • 「1年半以内に全て合格」する

この条件を見た時に、感じたことがあなたにとってのUSCPAの難易度になります。ここは人それぞれ感じ方が異なるはずです。ただ、この条件をクリアできる人にとって、十分合格可能な試験であると思います。ちなみに「簿記1.5級」とは、簿記2級より難しく、簿記1級より簡単なレベルということです。どうしてこんな書き方なのかというと、僕が簿記2級と1級を勉強したときに、USCPAは大体これらの中間の難易度と感じたためです。

僕が実際の試験で感じた難易度

USCPAは全部で4つの科目が存在するので、各科目に対して感じる難易度も人によって異なります。ここでは、参考情報として僕が実際に感じた難易度について記載します。僕が受験を通して感じたUSCPAの各科目の難易度は「勉強開始前」と「受験後」では大きな差がありました。具体的には、以下のようになります。

・FAR
勉強前:普通
受験後:難しい

・BEC
勉強前:普通
受験後:普通

・AUD
勉強前:難しい
受験後:簡単

・REG
勉強前:難しい
受験後:超難しい

この通り、当初のイメージ通りだったのはBECだけで、残りの科目は勉強開始前と受験後の各科目に対する難易度の印象は全て異なっています。USCPAは「財務会計」「管理会計・ビジネス」「監査」「税法・商法」というあまり関係のない分野を4つも勉強するので、人によって得意不得意となる分野が異なり、それによって感じる難易度が違ってくることは当たり前とも言えます。

まとめ

ここまでの長文を最後まで見てくださりありがとうございます。この記事を通して伝えたいことは「難易度と呼ばれるものにとらわれるのではなく、自身の可能性を信じてください」ということです。資格の難易度サイトを見ると、明らかに専門学校のアフィリエイト用サイトもありました。「難易度」は全ての人に等しく適用されるものではないので、できる限りUSCPAの専門学校によって開催されている説明会や、実際にUSCPAの勉強をしている、または合格者に直接意見を聞いてみるのが良いと思います。

さらに客観的に、USCPA合格までにどの程度の時間と勉強量が必要となるか興味がある方は、以下の記事を参考にしてください。

これらの情報が、少しでも受験を考える人に役立てば幸いです。以上で、米国公認会計士(USCPA)の難易度についてを終わりたいと思います。

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