米国公認会計士(USCPA)に合格し、Big4監査法人で働いてます。USCPA情報をメインにリアルな情報を記載。

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USCPAの難易度を考える

USCPAについて、今回はUSCPAを目指す人が気になるであろうUSCPA試験の難易度について書いていきたいと思います。僕のサイトを見ていただいている方は、この試験が総合的にどの程度の難易度なのかをなんとなく把握されていると思いますが、再度認する意味を込めて、どの程度の難易度なのかについて書いてみたいと思います。構成としては客観的な難易度と、僕が試験を通して感じた主観的な難易度に分けて説明できればと思います。ではまず客観的な難易度について見ていきましょう。

USCPAの客観的な難易度

今回の記事を書くにあたって、まずネット上ではUSCPAの難易度に関してどのような情報が出回っているのかを調べてみました。「USCPA 難易度」で検索すると、大手予備校のサイトはもちろん、USCPAに合格した方のブログや、資格難易度を偏差値にしているサイトなどが出てきます。中でも客観的にUSCPAの難易度を測定するのに役に立つのは、大手予備校によるUSCPAの科目ごとの合格率でしょう。以下はTACに掲載されていたUSCPAの合格率になります。

出典:TAC米国公認会計士講座

こちらの合格率を見ると、各科目とも50%前後で合格率は推移していますね。こうしてみると、意外にいけるのでは?という気になるかもしれませんが、こちらの数値は英語がネイティブである人たちを含めたものである点に注意が必要です。そこで、以下からは日本人に特化してみていきましょう。USCPA試験の運営団体のひとつであるNASBAが2014年に「Jurisdiction Book」というものを公表しており、ここに各国のUSCPA受験者の合格率が記載されております。NASBAによると、日本人の合格率は以下のようになっています。

こちらは受験者数の各国ランキングですが、一番右にバッチリ合格率も記載されています。なんと日本は受験者数が米国以外では1番ですが、その合格率は32.8%となっています。やはり全体平均と比べると低い数値となっていますね。というか各国で比較しても日本が低くて悲しい・・・。では、科目ごとの合格率はどのようなものでしょうか。

こちらは日本人による各科目ごとの合格率です。AUDはまだ分かるとして、意外だったのはBECの合格率が低いということです。やはり記述問題があるのが日本人にとっては厳しいのでしょうか。脱線しますが、もし記述問題をどのように対策したら良いか全く見当もつかないという人がいれば、こちらの記事を参考にしてください(参考:BECの記述問題の対策)。

客観的な難易度の調査結果

USCPAの難易度を客観的に調査した結果、日本人にとっては各科目ともに30%強の合格率ということがわかりました。記念受験を排除したとして35%の合格率といったところでしょうか。全く参考にならない荒い計算になってしまいますが、35%を4回受験すると(0.35*0.35*0.35*0.35)=1.5%でストレート合格が出来るということになります。あれ?低すぎますね。何かおかしいかな。

USCPAの主観的な難易度

では次に、USCPAに対して僕が感じた難易度について書いていきたいと思います。各科目の範囲や出題内容から僕が感じた難易度は以下の通りとなります。

  • 「簿記1.5級レベルの4つの科目」を
  • 「全て英語」で
  • 「1年半以内に全て合格」する試験

USCPA試験を振り返って、僕が感じた難易度は大体このようなものでした。つまり、この条件を見た時に、感じたことがあなたにとってのUSCPAの難易度となります。当然上記の条件に対して人それぞれ感じ方が異なるはずです。ちなみに「簿記1.5級」とは、簿記2級より難しく、簿記1級より簡単なレベルということです。どうしてこんな書き方なのかというと、僕が簿記2級と1級を勉強したときに、USCPAの出題傾向として大体これらの中間の難易度と感じたためです。USCPAは「財務会計」「管理会計・ビジネス」「監査」「税法・商法」と異なる4つの分野に分かれているため表現が難しいですが、上記の条件について「いける」と思った人にとって、十分合格可能な試験であると思います。

実際の試験で感じた難易度

USCPAは全部で4つの科目があるので、各科目に対して感じる難易度も人によって異なります。僕が受験を通して感じたUSCPAの各科目の難易度は「勉強開始前」と「受験後」では大きな差がありましたので、参考情報として僕が実際に感じた難易度について記載します。

  • FAR
    勉強前:普通
    受験後:難しい
  • BEC
    勉強前:普通
    受験後:普通
  • AUD
    勉強前:難しい
    受験後:簡単
  • REG
    勉強前:難しい
    受験後:超難しい

この通り、当初のイメージ通りだったのはBECだけで、残りの科目は勉強開始前と受験後の各科目に対する難易度の印象は全て異なっていました。繰り返しになりますが、USCPAは「財務会計」「管理会計・ビジネス」「監査」「税法・商法」という異なる分野を4つも勉強するので、人によって得意不得意となる分野が異なり、それによって科目ごとに感じる難易度が違ってくることは当たり前とも言えます。

まとめ

最後まで見てくださりありがとうございます。この記事を通して伝えたいことは「難易度と呼ばれるものにとらわれるのではなく、自身の可能性を信じてください」ということです。更に深くUSCPAについて知りたい方は、できる限りUSCPAの専門学校によって開催されている説明会や、実際にUSCPAの勉強をしている、または合格者に直接意見を聞いてみるのが良いと思います。さらに客観的に、USCPA合格までにどの程度の時間と勉強量が必要となるか興味がある方は、以下の記事を参考にしてください。

これらの情報が、少しでも受験を考える人に役立てば幸いです。以上で、USCPAの難易度についてを終わりたいと思います。

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