今回は、意外と忘れがちなUSCPAの「ライセンス更新期間」と「CPEの単位が取得できる期間」について書いていきたいと思います。

ライセンス更新期間

USCPAのライセンスを更新できる期間は、3年ごとの1月1日から4月30日までの期間となります。それ以外の期間にBoard of Accountacyのサイトでライセンスを更新しようとしてもエラーとなります。後ほど説明するCPEの単位を取得できる期間と異なるので注意が必要となります。ライセンスがいつ期限切れとなるのは人によって異なります。ちなみにライセンスの更新を英語ではRenewalやRenewと言います。

CPEの単位が取得できる期間

CPEの単位の取得期限は、ライセンス更新の前年末(12月31日)です。例えば2019年6月末にライセンスがExpireする人は、2016年1月1日から2018年12月31日の間に州によるライセンスの更新に必要な全ての単位を取得しておく必要があります。つまり、Expireが2019年の6月末だからと言って、2019年に入ってしまうと、その期間に取得した単位はライセンスの更新の単位とは認められませんので注意が必要です。これらをまとめると、以下のようになります。年は自分のライセンスがExpireする年に合わせてお考え下さい。

  • ライセンス期限:2020年N月末
  • CPEの取得期間:2017年1月1日~2019年12月31日

ワシントン州でライセンス登録した人については、このライセンス更新期限の前の3年間について、毎年最低で取得しなければならないCPE単位数が設定されました。つまり、これまではライセンス更新前の年に一気に120単位取得すればよかったのですが、今後は各年で20単位以上取得し、合計120単位を取得する必要があります。詳細は別途記事にしましたので、そちらをご参照ください(参照:ワシントン州のCPEルールが変更

ライセンス更新時の注意点

ライセンス更新に関して、期間は1月1日から4月30日までとなっていますが、その期間更新が出来なかった場合は、ただちにライセンスがはく奪されるわけでなく、Late feeというペナルティを支払うことにより更新可能です。ちなみに僕は初回更新のとき、ライセンス更新期間はライセンスがExpireするまでと思っており、4月30日を過ぎた後に何も知らずに更新を行い、Late feeを取られてしまい「直前のライセンス更新はペナルティがあるのか」と勘違いしていました。ちなみにLate feeは100ドルでした。この記事を読んだ皆さまは、このような事態にならないようお気をつけください。