米国公認会計士(USCPA)に合格するまでに必要となる時間について、今回はREGの合格までに必要な時間について書いていきたいと思います。REGは米国の税法に関わるものなので、人によっては自分の業務と関わりが薄いのでモチベーションが上がりにくいかもしれません。

REG合格までに必要な勉強時間

まず、こちらは僕が勉強してきた経験を基準に計算した勉強時間となります。当然ながら、事前の知識や英語力などで勉強時間は増減します。

前提

合格までに必要となる時間を計算するにあたって、講義を見ることや、問題を解くことに対する所要時間の前提を決めておきます。

  • 講義1回:70分
  • 問題1問:90秒

まず講義に関してですが、僕の選択した専門学校の講義はDVDで1.5倍速で見ると、平均して70分程度でした。これは少し短めに設定しております。次に問題ですが、専門学校では「本番は選択問題1問につき、90秒で解けるようにしておく必要がある」という方針でしたので、その時間を採用しました。実際、問題を解くのは最初はすごく1問に時間がかかりますが、後半になれば1問につき30秒くらいになるので、平均すれば90秒といっても長めの設定となるかもしれません。

講義にかかる時間を計算

上記の前提をもとに、講義にかかる時間を計算してみます。僕が受講していた専門学校はDVDのコースでした。申し込むと、合計19枚のDVDが郵送されてきました。それらの講義に関して、少なくとも全て5回は視聴しています。これを計算すると以下のようになります。

5回 × 19枚 × 70分 = 5320分

これを時間にすると約88時間です。僕がREGの勉強時間で講義の視聴に使った時間は、全部で約88時間ということになります。

問題集にかかる時間を計算

問題集として、僕はBISKを使用していました。REGの問題集については、各チャプターを5回繰り返して解いています。BISKにおける合計の問題数は1084問になります。これを5回解いたことになるので、以下のようになります。

1084問 × 5回 × 90秒 = 487800秒

これを時間にすると、約135時間です。僕はREGの勉強で、BISKの問題を解くことに対して約135時間を使用したことになります。解説を読む時間を入れるともう少し長くなりそうです。

そして、AUDと同様にREGに関してはWileyのアプリをiPadで購入して追加で解きました。こちらは合計で約2500問解きました。これを時間にすると約62時間となります。

合計時間

これらを合計すると、約285時間の勉強時間が必要となることがわかります。その時間から、シミュレーション問題を解く時間や、解説を読む時間という「+α」の時間を考慮して「約285時間+α」の時間でREGに合格できるレベルになるという結果になりました。僕は、講義を見た回数と問題集を解いた後に正答率をエクセルに入力して、勉強の進捗を管理していました。この結果を見て、REGに関してはもう少し長い時間勉強を行った記憶があります。個人的な感覚としては、300時間を超える時間を勉強してもまだ足りないといったものでした。それほど僕はREGに苦手意識を持っていたのだと思います。REGは最後の科目でしたが、本当にしんどかった思い出があります。

以上で、米国公認会計士(USCPA)の試験に関して、REG合格に必要な勉強時間についてを終わりたいと思います。