米国公認会計士(USCPA)について、今回は僕が利用させていただいたプロアクティブという専門学校について書いていきます。僕の合格は、この専門学校が無ければなかったと言っても過言ではありません。

プロアクティブとは

バイリンガルの米国公認会計士(USCPA)である佐々木先生による講義が有名な、USCPAやBATICの専門学校になります。他の様々な資格をカバーしている専門学校と違って、英文会計やUSCPAに特化している点に特徴があります。USCPAに興味がある人は「USCPA プロアクティブ」で検索してみてください。どういう専門学校か確認することが出来ます。もしプロアクティブだけで検索すると、ニキビに強いスキンケア商品が登場するので、USCPAも忘れずに検索に含めてください。

ここから、この専門学校についての情報を書いていきたいのですが、客観的な情報や一般的な情報は資料請求をすれば手に入れることが出来ますので、ここはあえて主観的にこの専門学校について書いていきます。その方が有益な情報になると思いますので。

プロアクティブ紹介

ここから、僕がどのようにプロアクティブを利用して米国公認会計士(USCPA)に合格したのかを書いていきます。

1. 講座申込み前

この専門学校に申し込みを行う前、自分でAmazonを利用してWileyの問題集を購入し、他の専門学校が出版している米国公認会計士についての本を購入し、自力でUSCPAを目指そうとしていたことがあります。お金がなかったためです。ところが、実際に勉強を進めてみると全くわからないどころか、受験に対する手続きも良く分からないという状態になってしまいました。そこで、とにかくコストパフォーマンスが良い専門学校に申し込もうということになりました。

2. 専門学校申込み

いざ専門学校に申し込もうと考えたときに、4つの選択肢を検討しました。プロアクティブ、アビタス、大原、TACの4つです。それぞれの予備校から資料請求を行い、それぞれの内容についてしっかりと吟味を行いました。講義の数、費用、サポート体制など、様々な要因があると思いますが、当時の僕にとって最も重要な要因は「費用」でした。

そんなとき、プロアクティブからメールで「期間限定割引」のメールが来ました。ただでさえ比較的安い専門学校なのに、それに加えて割引ということで、当時貯金もほとんどなかった僕は急いでカードの与信限度額を引き上げて12回払いにて申し込むことにしました。またこの費用の面に加えて、以下の点も僕を引き付けるものがありました。

  • 教材が英語
  • 講義の量がコンパクト
  • ネットで見た講義が斬新

問題集を中心にする勉強スタイルが合っている僕にとって、この選択は非常に正しかったです。

3. USCPA試験手続開始

USCPAの試験は、実際に試験を受けられる状態になるまでに、様々な手続きが必要になります。これが非常に面倒なのですが、プロアクティブは申し込むと自分のマイページが与えられ、そのマイページの中で「今どの段階まで手続きが進んでいるか」という進捗管理が出来るようになっています。また、各手続においてどのようなことを行う必要があるのかについての説明もちゃんと書かれています。英語で準備する書類なども記載例などが用意されており、問題なく手続きを進めることができます。また、疑問点があればサポートの方にメールをすれば回答してもらうことも出来ます。

4. 勉強開始

この専門学校のDVD通信の講座に申し込み、DVD一式が到着した後に早速勉強を開始しました。佐々木先生の講義は良くも悪くも「非常に情熱的」です。教科書を読み上げるような淡々とした講義を行うのではなく、会計や税務の分野を非常に熱く語る講義になっています。「よくここまでのテンションで講義できるなぁ」と感心します。おかげで、問題を解いていると強烈な講義が頭の中でよみがえってくるのです。まずはYoutubeなどで体験講義を見てみて下さい。ある意味びっくりすると思います。人によって合う・合わないがハッキリ分かれる講義となっています。

そして、講義の量も僕にはぴったりでした。僕の勉強スタイルは「テキストや講義で要点をサクッと勉強して、あとは問題集を解いて理解を深める」というものですので、サクッと視聴できる分量の講義なのは助かりました。他の専門学校だと、講義だけでプロアクティブの倍はあるかという分量になっています。これでは1科目の講義を見るだけで時間がかかってしまい、問題集に何度も取り組むことはできませんでした。ただ、教科書や講義をじっくりと理解して、問題集を使って理解度を確かめるという勉強スタイルの人は、講義が多い専門学校を選んだ方が良いかもしれません。

また、プロアクティブおすすめの問題集としてBISKを購入しましたが、こちらの問題に対して佐々木先生が解説してくれているのも、非常に役に立ちました。何度もBISKを解いたあとにまだ疑問が残る問題について解説動画を見て「なるほど」と理解を深めることが出来ました。プロアクティブの掲示板で問題集に対する疑問点を解消していただいたこともあります。様々な角度からサポートしていただくことが出来ました。

5. 全科目合格

USCPA合格までに必要な勉強時間」で記載した勉強時間を費やして、全科目を合格することが出来ました。他の専門学校の体験講義を見ると退屈で寝てしまいましたが、プロアクティブの講義は最後まで何度も講義を見ることが出来ました。勉強開始から約1年、非常にエキサイティングな時間を過ごすことが出来ました。

6. ライセンス登録

プロアクティブを利用して、ライセンスの登録も行うことが出来ました。こちらは個人のバックグランドによって必要になるものが違うこともあり、不足単位の把握から追加取得のグアム大学の単位認定試験、インタビューから申込み手続きなど、全ての段階においてサポートしていただくことが出来ました。おかげで問題なくUSCPAとなることが出来ました。

まとめ

以上、色々とプロアクティブについて書いてきましたが、申し込む前に必ずwebや実際の体験講義は経験したほうが良いと思います。佐々木先生の講義のスタイルを理解できる方であれば相当強い専門学校になると思いますが、合わない人は本当に合わないと思います。僕の知人も「あれは無理だ」と言っていました。佐々木先生の講義がこの専門学校の強みであり、弱みでもあることは間違いありません。

以上で、プロアクティブ紹介についてを終わりたいと思います。