米国公認会計士(USCPA)の試験会場などの情報について、今回はハワイの試験会場の情報について書いていきたいと思います。日本人の受験者でハワイを会場に選択する人はあまりいないと思いますが、当時の僕のようにハワイを選ばざるをえない人もいると思いますので、こちらに情報を残しておきます。

ハワイ試験会場基礎情報

ここからは、ハワイの試験会場の基本的な情報を記載します。

【場所】

5103: Honolulu – Nimitz Highway
1130 N NIMITZ HWY
Suite B297
HONOLULU, HI 96817

2015年5月に調べた際は上記の箇所でした。僕が受験したときも上記の箇所だったので、ハワイではこの場所が基本的に試験会場となっていると思います。もちろん最新情報はテストセンターを予約する際に知ることが出来ますので、そちらを優先してくださいね。「ニミッツセンター」と呼ばれる、複数のショップが集まっている複合施設の一つの店舗が試験会場として利用されています。これは説明が難しいのですが、以下のような作りの施設になっています。

exam center

こちらがニミッツセンターの案内図です。この施設の1つの部屋にテストセンターが存在します。僕が受験した際はテストセンターは2階にありました。なので、上記の写真は「SECOND FLOOR」となっています。

entrance

こちらが試験会場の入口の扉になっています。このニミッツセンターと呼ばれる施設までたどり着ければここを見つけるのは簡単ですが、実はこのニミッツセンターまでハワイの繁華街である場所から結構遠いので、タクシー以外の移動手段でたどり着くのが困難となります。

テストセンターの設備

テストセンターには小さな鍵付きのロッカーが用意されており、そこに貴重品を預けることができます。鍵はセンターの試験官から渡されるので、テスト前に全ての貴重品をロッカーにしまうようにしてください。あまりに大きい荷物は入らない大きさなので、大量の荷物を持っていくのはやめておきましょう。BISKの問題集が入るくらいの大きさだったと思います。大きなノートパソコンなどを持っていこうと考えている人は注意が必要です。また、自由に水が飲めるように貯水タンクが置いてあります。隣には紙コップが置いてあるので、のどが乾いたら自由に飲みましょう。僕も休憩時間に何度も飲みました。

試験官の雰囲気

当然人によって変わると思いますが、僕の対応をしてくれた試験官は非常に親切な人でした。僕はテスト開始時刻の数時間前に到着したのですが、「今すぐに試験を開始しても良いし、その辺りを散歩してきても良いし、試験を受けたくなったらいつでも教えてね」とすごく丁寧に対応してくれました。

テストセンター周辺環境

ニミッツセンターの中に、日本にもあるチェーン店のサブウェイが1階にあります。ここで勉強することは可能ですが、机は狭いです。しかも、ニミッツセンターそのものが微妙な場所にあるので、店内に人が全然いなく、ずっと勉強していても問題ありませんでした。あまり長居するのも良くないですが・・・。また、ニミッツセンターの隣(中ではありません)には大きなセブンイレブンがありました。ここで、栄養ドリンクや軽食を手に入れることが可能です。僕は初日のFARのテストが終わった後にセブンイレブンの存在に気づき、悔しい思いをしました。あと、このサイト用に写真撮っておけばよかったですね。

テスト用のパソコン

若干古いですが普通のテスクトップのパソコンでした。ただ、キーボードの配置がUS基準のため、ほんの少し日本の配列と違います。特に、BECの記述問題のときには気をつけましょう。まぁそこまで気にすることはないと思います。

注意点

ニミッツセンターでは、日本のように気軽にトイレを使用することができません。トイレの入口に鍵がかかっているためです。トイレを使用するためには、テストセンターにおいてある鍵を借りてからトイレに行く必要があります。

また、ハワイの中心部であるホノルルからこのニミッツセンターまでは思ったより距離があります。あいまいな記憶で申し訳ありませんが、たしかホノルルからタクシーで20ドル前後、時間にして15分くらいだったような気がします。タクシーをホテルに呼んでもらうために、ホテルの人にニミッツセンターについて説明したのですが、「え?それどこですか?」という反応が返ってきました(本当です)。それくらいの知名度です。僕が宿泊する日の前日に宿泊したホテルのお客が同じようにUSCPA受験者で、同様のプロセスを踏んでタクシーを手配していたため、別のホテルマンが「あ、昨日の人と同じ場所に行くんだな」と理解してくれて手配することが出来ました。

その他の情報

その他の情報として、持ち物や服装について書いておきます。

持ち物

ハワイの試験会場に持っていく持ち物ですが、最低限以下のものは持って行っていきましょう。

  • パスポート
  • NTS
  • 試験予約時のメールをプリントしたもの
  • お金

テストセンター内は待合室のような場所があり、そこには椅子が用意されているので、試験直前までまとめノートのようなものを見たい人は持って行っても良いかもしれません。僕はiPadにPDFにした教材や問題集のアプリを入れて持っていきました。また、ハワイの雨期に受験する人は折り畳み傘を持って行きましょう。ハワイは晴れていたのに突然雨が降り出すこともあり、僕も傘を持っていなくてびしょびしょになるという悲惨な事態になりました。加えて、詳細な地図があればそれに越したことはないと思います。タクシーの運転手に、センターの箇所を地図を見ながら教えることもできます。僕は地図を持っていかなかったので、思ったより苦労しました。

服装

ハワイの気温は基本的に暖かいのですが、試験会場内では嫌がらせと思えるレベルで冷房が効いていました。試験は数時間も続くので、長袖のシャツに長ズボン、できれば軽く何か羽織れるものを持っていければ色んな温度に対応できると思います。ハワイの誘惑に負けてサンダルで行くのは危険です。靴と靴下を用意して、しっかりと寒さ対策を行いましょう。余談ですが、僕が受験したときは現地人と思われる人が半袖半ズボン、ビーチサンダルで受験していました。冷房がガンガン効いていて寒かったのですが、やはり現地人は平気なのでしょうか。

以上で、ハワイの試験会場の情報を終わりたいと思います。数少ないであろうハワイ受験者の方の参考になれば幸いです。