米国公認会計士(USCPA)に合格するまでに必要となる時間について、今回はFARの合格までに必要な時間について書いていきたいと思います。米国公認会計士(USCPA)の最も土台となるこの科目ですが、果たして合格までに必要な勉強時間はどの程度になるのでしょうか。

FAR合格までに必要な勉強時間

まず、以下は僕が勉強してきた経験のみを基準に計算した勉強時間となります。当然ながら、事前の知識や英語力などで勉強時間は増減します。

前提

合格までに必要となる時間を計算するにあたって、講義を見ることや、問題を解くことに対する所要時間の前提を決めておきます。

  • 講義1回:70分
  • 問題1問:90秒

まず講義に関してですが、僕の選択した専門学校の講義はDVDで1.5倍速で見ると、平均して70分程度でした。これは少し短めに設定しております。次に問題ですが、専門学校では「本番は選択問題1問につき、90秒で解けるようにしておく必要がある」という方針でしたので、その時間を採用しました。実際、問題を解くのは最初はすごく1問に時間がかかりますが、後半になれば1問につき30秒くらいになるので、平均すれば90秒といっても長めの設定となるかもしれません。

講義にかかる時間を計算

上記の前提をもとに、講義にかかる時間を計算してみます。僕が受講していた専門学校はDVDのコースでした。申し込むと、合計20枚のDVDが郵送されてきました。それらの講義に関して、少なくとも全て4回は視聴しています。これを計算すると以下のようになります。

4回 × 20枚 × 70分 = 5600分

これを時間にすると約93時間となることがわかります。僕がFARの勉強時間で、講義の視聴に使った時間は全部で約93時間ということですね。

問題集にかかる時間を計算

僕は問題集として、BISKと呼ばれる問題集を使用していました。FARの問題集については、各チャプターを6回繰り返して解いています。ただ、連結のチャプター(Consolidated Financial Statements)という分野に関しては、問題を解かずに講義を見ての理解に集中しました。専門学校の方針が連結は問題集を解かなくても良いというものだったためです。この分野を捨てたわけではありません、念のため。

その連結のチャプターの問題を抜いたあとの合計の問題数は1116問になります。これを6回解いたことになるので、以下のようになります。

1116問 × 6回 × 90秒 = 602640秒

これを時間にすると、約167時間ということになります。僕はFARの勉強で、問題を解くことに対して約167時間を使用したことになります。解説を読む時間を入れるともう少し長くなりそうです。

合計時間

これらを合計すると、約260時間の勉強時間が必要となることがわかります。その時間から、シミュレーション問題を解く時間や、解説を読む時間という「+α」の時間を考慮して「約260時間+α」の時間でFARに合格できるレベルになるという結果になりました。僕は、講義を見た回数と問題集を解いた後に正答率をエクセルに入力して、勉強の進捗を管理していました。この結果を見て、そこまで違和感がある時間ではないと感じています。

以上で、米国公認会計士(USCPA)の試験に関して、FAR合格に必要な勉強時間についてを終わりたいと思います。