昔AICPAのwebサイトに、「How to Prepare for the Uniform CPA Examination(USCPA試験をどのように準備するか)」というページがありました。なぜか今では見れなくなっているのですが、割と試験対策に通ずる基本的な思想が書かれていたので、僕が以前に和訳したものをこのサイトに残しておこうと思います。読みやすくするために意訳している部分もありますが、そこはご了承ください。

USCPA試験への準備について

USCPAのライセンスを目指すと決めた場合、それは「より幅広い機会」「収入アップの可能性」を持つキャリアの基礎を築く重要なものとなります。人生で価値ある様々なものと同様に、USCPAへの道のりはコミットメント、修練、自制心及び計画が必要となります。USCPA試験はプロフェッショナルへの道のりの第一歩です。

USCPA受験者は、試験全体について精通しておかなければなりません。

あなたは試験への申請時から試験日に着席し、そして全科目合格するまで、いかに各プロセスが機能するか、受験者の責任は何か、受験者の準備に対するルールはどのようなものか、試験とライセンスに必要となる要件は何かについて知る必要があります。

あなたがUSCPA受験者としての資格を持つ州のThe accountancy boardは、試験及びライセンスの申請に関する要件を決定します。受験者はthe NASBA Candidate Bulletinを通じて試験を受験する際に適用される要件を知ることができます。

とにかく勉強

試験合格に向けた最良な準備方法は「勉強」です。AICPAのウェブサイト(the Examination Contentのページ)で確認可能なthe Examination Blueprintsを含むレビューコース、スタディガイド又はその他の情報源を利用すべきです。

試験時に何があるかを知る

試験日に予想外のサプライズを防ぐために、全てのセクションを構成する項目について学習しておかなければなりません。試験時にテストされる項目は the Examination Blueprintsに網羅されています。Blueprintsを通じて内容、評価されるスキルレベル、問われるタスク等を含む試験時に想定されるものを知ることができます。試験日に着席する前に、the Examination Blueprintsを一通り学習し、各セクションで問われるタスクについて精通しておくべきです。また、受験者は試験に関する新情報がいつから適用されるかについて知ることも重要です。新情報に関する方針は常に確認するようにしてください。

The blueprintsは他の関連する情報と同様に、AICPAのウェブサイトにあるthe Examination Contentで確認することができます。

記憶はしない

試験準備として、サンプルクイズ又は回答の単純な記憶はおすすめしません。試験内容を全て理解することが重要であり、そして学校や職場で学んだコンセプトを応用できることが重要です。

チュートリアルを確認し、サンプルテストを受ける

試験をよく知るために、the CPA Examination tutorialを参照しましょう。ここでは、試験のナビゲートと試験時に利用可能なツールについて知ることができます。チュートリアルを確認した後は、各セクションのサンプルテストを受けて、内容の事前確認及び試験時にどのような機能が使えるかを確認しておきましょう。試験時には3つの異なるタイプの問題(選択問題、シミュレーション問題、記述問題)が出題されます。サンプルテストではそれぞれを確認することができます。

※サンプルテストを確認したところ、僕が過去に受けたときよりしっかりしたサンプルテストを受けることができるようになっていました。受験者の人は必ずサンプルテストを受講して、実際の試験の画面はどのようなものなのか確認しておきましょう。

留意事項:試験時に使用可能なワード及びエクセル機能は市販されているものと完全に同一のものではありません。受験者は必ず試験時に利用可能なテクノロジーについて精通しておきましょう。テストセンターでチュートリアル及びサンプルテストを利用することは出来ないので、それらは試験前に必ず参照するようにしてください。

テストセンターに行く前に、USCPA受験者は試験の機能、フォーマット、指示についてよく知る必要があります。チュートリアル時に表示される指示を確認し忘れた場合、スコアに悪影響を及ぼす可能性があります。

賢いタイムマネジメントを

試験合格に勉強が大事なように、テストに対する計画も同じように重要となります。全てのセクションを合格するまでに、18ヶ月の猶予があります。各セクションのテストに向けて十分な勉強時間がとれるよう計画しましょう。18ヶ月の猶予期間は、基本的には最初のスコアを受け取った時点から始まりますが、これは州によって異なるため、各州のboard of accountancyの要件を確認するようにしてください。

全体的な計画と共に、テスト当日の計画も重要なものとなります。各セクションは5つのテストレットで構成されており、それらを4時間以内に完成させなければなりません。それらの様々なタイプの問題に十分な時間を費やす必要があります。よく準備ができた受験者は、典型的に2時間が経過した時点で3つ目のテストレットが終了していることが多いです。当然試験のペースは受験者ごとに異なりますが、経験則として参考にはなると思います。

メンター、同僚、友人を利用する

試験準備は個人で行う必要はありません。他の受験者である同僚や友人を探し、共に学習してください。受験者間でのサポートは価値があり、モチベにつながります。勉強中に理解できないことにぶち当たった場合、CPAである同僚や教授等に尋ねましょう。数えきれないほどのブログや、レビューコース*、その他の資料も利用することができます。

*AICPAは受験者に試験に向けて十分な勉強と準備を強く推奨しますが、試験に対する参考書の公表や特別なレビュー方法やコースは行っておりません。レビューコースを受講するか、どのコースを受講するか、又はどの参考書を購入するかというアドバイスを得るために、同僚等と話しあうのも良いかもしれません。AICPAはそれらに対する推奨を行うことはありません。

以上になります。頑張ってください!