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科目合格制度を利用する

今回は米国公認会計士(USCPA)の全般的な対策のうち、どのようなペースで受験していけば良いのか、言い換えると科目合格制度を利用しましょうという話を書いていきたいと思います。

科目合格制度

米国公認会計士(USCPA)試験には、4つの科目が用意されています。そして、一度に4つの科目全てを受験する必要はなく、1つの科目の合格をしてから1年半以内に残りの3科目に合格すればよいことになっています。つまり、科目合格制度が設けられているのです。

このことから、1回の受験で受験する科目の数は人それぞれになることになります。ある人は1度の受験で4科目全てを受けるかもしれないし(2日に分ける必要はあります)、ある人は2科目を2回に分けて受験、ある人は1科目を4回に分けて受験するかもしれません。では、どのようなペースで受験していくのが良いのでしょうか。

おすすめ受験ペース

僕は、1回の受験で受ける科目は1科目にするのが最も効率的だと考えます。そして、3ヶ月に1科目ずつ受験することによって

3ヶ月×4科目 = 12ヶ月

と1年での合格を目指すことをおすすめします。特に、日本受験が可能な州に出願している場合は、このペースが最も良いと考えています。以下にメリットを記載していきます。

メリット1

まず、1つの科目に絞ることによって、その科目の講義を最初から最後まで見るペースが速くなります。これは通学ではなくDVD通信教育の人に向けた話になってしまいますが、もしDVDを最初から最後まですでに持っているのであれば、それを一気に全部見ることが出来ます。つまり、その科目についての出題論点を一気に把握することができます。そして、出題論点を把握した後に、問題集を解くことになると思いますが、これも1つの科目に絞ることにより、非常に素早く何度も同じ問題集を最初から最後まで解くことができます。これにより、最初に一気に見た講義の論点を一気に自分の中に落とし込むことができます

逆に、2科目同時に受験することを考えてみるとわかりやすいと思います。上記の倍である6か月後に2科目を受験すると考えると、講義を全て観てから問題集を解き始めるまでにすでに倍の時間がかかります。全体を把握するのにも時間がかかるということは、最初の方に学習したことはすでにほとんど忘れてしまっています。その状態で問題集に取り掛かっても、覚えていないのでうまく解答することができない上に、問題集も2科目分解く必要があるので最初から最後までを中々解き終わることが出来ません。1科目と比べると、非常に効率が悪くなってしまうのです。

メリット2

アメリカの試験ということで、基本的にどのようなものかは想像がつかない人がほとんどだと思います。1科目を4回受験することによって、最初の科目の試験本番で「USCPA試験がどのようなものか」を身をもって知ることが出来ます。仮に不合格であったとしても、次の3ヶ月でその経験を活かして努力すればよいだけになります。そのような試験かを体験しているので、それ以降の対策が立てやすくなるはずです。さらに、1科目でも合格すると心理的負担が非常に軽くなる上に、自信もつけることになります。加えて、科目合格の期限以内に合格してやるというモチベーションも手に入れることが出来ます。

僕の場合

僕の場合は、出願したメイン州が当時日本受験を許可しておらず、何度もアメリカに渡航するのは大変と考えたため最初の受験はハワイでFARとBECの同時受験でした(日程は別)。勉強していた当時はFARの範囲だけでも非常に広いのに、加えてBECも勉強するということでかなり大変でした。講義を最初の分野から最後の分野まで見るのにも時間がかかり、FARの講義が終わった後にFARの問題を解きながら次にBECの講義を見始めるためFARに集中することが出来ず、さらにBECの講義を見終わった後にBECの問題集を解く必要があるのでFARに中々時間がとれず、と非常にモヤモヤしながら勉強していました。

そしてその2科目を両方とも合格することが出来たのですが、その直後にメイン州の学歴要件が変更になり、加えて日本受験が可能になりました。その際「科目合格者は旧学歴要件で科目合格の期限が終わるまでに全科目合格すればOK。日本受験でも良い」ということになり、僕は旧学歴要件で日本受験が可能になるという非常に幸運な事態になりました。

その3ヶ月後に日本でAUDを受験して合格。さらにその3ヶ月後に日本でREGを受けて合格。合計1年で全科目合格することが出来ました。合計3回受験したことになります。

このとき、後半のAUDとREGの勉強が1科目ずつだと非常に楽になることに気が付きました。それが上記のメリットになります。

アメリカ受験者の場合

仮に出願している州が日本受験を許可していない場合はどうすれば良いでしょうか。僕は、お金が許す限り1回の受験で1科目にした方が良いと思います。試験後に1日ほど観光を入れて、合計4回アメリカを楽しむという形にしても良いのではないでしょうか。観光が目的になってしまったら大変ですが・・・。ただ、僕のようにそこまでお金をかけられないという人は、自分がどこまでの範囲であれば勉強をマネジメントできるかを把握しながら、1度に受験する科目数を決定すれば良いと思います。

以上で、どのような受験ペースにすべきか、つまり科目合格制度を使用する話についてを終わりたいと思います。

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