【書評】最短5年で家賃収入1000万円になる方法
相変わらず不動産投資に関する熱が冷めておりません。数年以内に物件購入と考えて計画を立てていましたが、もはや今すぐにでも買いたい状況です。このまま動いたら「買いたい病」にかかると思うので、一旦本でも読んで落ち着こうと思い、本屋で立ち読みで次に読む本を調査していると、ついに今の自分に必要な本にぶち当たりました。
正直にいいます。私はこういうタイトルの本があまり好きではありません。こういう本は「お金を稼ぐのが楽勝っす」みたいなことを書いて、自分のセミナーや情報商材につなげるイメージが強かったからです。結果として完全に勘違いでした、すいません。ただ、本来のタイトルは「副業としての不動産賃貸業~サラリーマンが不動産賃貸業を本業並みに拡大するための方法を物語風に解説してみた~」くらいにしていた方がよいと思うんですよね。
この本は、不動産投資(不動産賃貸業)として成功するために(というより失敗=退場しないために)はどのようなステップで取り組めば良いのかが具体的に書かれています。具体的には以下のステップになります。
- オーナーチェンジ戸建(1棟目)
- 小ぶりなアパート(2棟目)
- 2000万円台アパート(3棟目)
内容は不動産投資の師匠である「たまっち(著者)」とその弟子であるサラリーマンの「平太郎」のやり取りで物語風に書かれているのですが、それぞれのステップにおいての物件の調べ方、不動産屋とのやり取りの仕方、現地調査の仕方、使用する金融機関など、かなり細かく記載されています。
さらに、それぞれの取り組みでのチェックリストや留意すべき点も記載されており、いざ取り組んでみると何が何だかわからない、という状況にならないように工夫されています。私もそれぞれの段階でどのようなことをすればよいかという不安がかなり解消されました。
そして個人的にこの本で一番良かったところは、番外編にある「秀人」の不動産投資のステップになります。一般的なサラリーマンである平太郎と違い、秀人は年収950万のいわゆる高属性サラリーマンです。その秀人が不動産投資を進めるにはどうすれば良いのかが書かれており、ここは自分の知りたいことに完全にぶっ刺さりでした。結論を書いてしまうと以下のステップとなります。
- オーナーチェンジ戸建(1棟目)
- 2000万程度のアパート(2棟目)
- 重量鉄骨アパート(3棟目)
2棟目からは平太郎のステップを1つ飛ばしていますが、最初は戸建に現物投資というところは変わっていません。これは自分が不動産賃貸業に向いているかどうかを確かめるためで、ここで自分のメンタルが問題ないかどうか確かめられるし、経験値も貯めることが出来るというのです。
正直、属性を活かしてさっさと融資を引いて大きいアパートを購入しようと考えていた私にとっては目からうろこでした。確かに経験を貯める、不動産屋とのつながりを作るなど、大きな損をせずに見えない資産を貯めていく方が圧倒的に失敗が少ないし戸建が失敗しても傷が浅いので立ち直りもしやすそうです。
この本と、前々回に読んだ不動産投資の教科書を組み合わせると、今の自分に照らし合わせた不動産戦略を組み立てられそうです。今年のGWは戦略を組み立てる時間にしたいと思います。
今回の本、少しでも不動産投資に興味がある人はおすすめです。