出来ない人間が全体の足を引っ張る

少し前に会社の集合研修があったのですが、その時に感じたことがあります。それがタイトルの通り、出来ない人間が組織全体の足を引っ張るということです。

その研修は、事前に自分のPCへ必要なファイルをダウンロードしておく必要があり、しかもその事前準備が割と面倒なものでした。正直準備とかどうでもいいかな、とか思っていたら、事前の準備が出来ていない人は、当日に準備が出来ていないことが発覚した場合、その場で帰宅させて別の日に受講する必要があるという謎の厳しさでした。最近の僕が関与している仕事は結構忙しいので、ブツブツと文句を言いながら必死こいて業務の合間に必要な事前準備を終えて研修に参加しました。

ところが、いざ研修が始まると数名の事前準備をしていない人間が登場するわけです。僕は「あーあ、こいつら帰宅だな、どんまい」とか思っていたのですが、なんとその場で準備させているではありませんか。しかもそいつら以外の準備が完了しているやつは放置です。百歩譲って、準備してきてないやつを帰宅させないのは許せるとしても、準備完了しているやつを放置するのは研修主催側として最悪の対応だったと思います。準備出来てない、つまり出来ないやつのおかげで全体の研修がストップしているわけです。

その経験を踏まえて「あ、これって結局日本と変わらんな」と思いました。変化に対応できない人間のおかげ様で社会全体の発展が妨げられるというやつですね。例えば、電子マネーが使えれば現金を持ち歩く必要が無く、非常に便利です。個人的には日本全国全ての決済にSuicaが使えるようになれば完璧なのですが、まだ古臭い現金支払いのシステムが残っています。

これは消費者側にも店舗側にも「電子マネーなんてなんだか怖い。現金が安心」という変化に対応できない人間がいるため、電子マネーを使って便利に暮らしたい、つまり変化に対応できた側の人間が損をしているわけです。一部の対応できない人間に合わせる必要があるためです。

じゃあどうすれば良いのかというと、出来ない人間の母数を下げて、出来る限り出来る側の人間を増やして、最後はなし崩し的に発展するしかないと思います。ところが日本はほとんどが高齢者で変化を嫌う傾向があるので、どんどん変化が遅くなるというある意味詰んでいる状態です。無念。

ということで、若い世代に出来ることと言えば海外で生活するか、いつでも海外で生きていけるように準備することだと思います。USCPAに合格すれば海外への足掛かりとして良いキッカケになると思いますので、今勉強中の人は頑張ってくださいね。

むりやりオチに繋げた感じがすごいですが、今日はこの辺りで。

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