監査法人へ転職したい人必見

僕のブログを見てくれている人は基本的にUSCPAに興味がある人だと思います。そしてその中には、監査法人にも興味がある人がいると思います。僕はUSCPAを取得するまでは監査法人なんて全く興味なく、海外の人と会計の分野で勝負したいと思っていたはずなのですが、「USCPAになったのだから一度は監査法人も経験してみたい」という謎の理由で監査法人に転職し、しかも気が付いたら割と長い期間在籍するという事態となってしまいました。しかも、今では完全に会計というよりは内部統制にどっぷりつかっており、当初の予定とは違った人生になっています。人生とは本当にわからないものですね。

さて前置きはこの辺りにしておいて、今回は監査法人に興味がある人へ必読のものをご紹介したいと思います。正直にいってしまうと僕も今回紹介するものはつい最近知りまして、読んでみたら監査法人への転職を目指す人にとってめちゃくちゃ有用な情報が盛りだくさんだったので「あ、これはブログで紹介しなければならない」と使命感に燃えて今タイピングしているわけです。それではさっそく紹介していきたいと思います。

業界研究に最適なもの

それは「監査品質に関する報告書」です。「え?監査法人に何年も勤務してて今更何言ってるんですか?」という人がいたらすみません、本当につい最近これについて知りました。この報告書は簡単にいうと、「監査の品質を保つために、ウチの監査法人はこんな素晴らしいことに取り組んでいますよ」という監査法人による渾身の自社自慢アピール報告書になります。

これの何が監査法人への転職活動に使えるんですか、という点なのですが、基本的に監査法人というのはクライアントへは情報公開を求めるくせに、全然自分たちの情報は開示しないという陰湿な集団となっています。そのため、業界研究が割と難しいわけです。その割には面接のときに「どうして他の監査法人じゃなくてウチなんですか(^ω^)?」とドヤ顔で鬱陶しい質問を飛ばしてくることがあります。

「うるせねぇな違いなんてわかんねぇから全法人受けて受かってからどこにするか年収と感覚で決めるんだよ!」と採用担当の顔面にグーパンチが出来ればよいのですが、そんなことをしたら落ちてしまいます。そのため、従順に業界を研究して何とかその監査法人が他の監査法人より優れているところを探し出し、「御法人のこういうところが良いですよね!僕も自分の力を活かしてしっかり貢献していきたいです!」とちゃんと調べてきたぞアピールをする必要があるのです。

そして、その業界研究にめちゃくちゃ役に立つのが今回紹介している「監査品質に関する報告書」になります。これはGoogle検索などで「監査品質に関する報告書 監査法人名」と個別の監査法人名を入れたらそれぞれの監査法人の必死のアピールを見ることができます。少なくとも僕が調べた範囲では4大監査法人は全てこの報告書を見ることができました。

先ほども書きましたが、このレポートは各監査法人が、自分たちの監査が十分な品質を保っていることを証明するために、いかに自分たちが努力しているか、どんな取り組みをしているかをアピールしているものになります。つまり、このレポートを読めば各監査法人が認識している自分たちの強み・弱みを知ることが出来ますし、それぞれの分野について見比べることで本当に優れている法人はどこなのかを分析することが出来ます。まさに、業界研究するには情報の宝庫となっているわけです。

僕が調べたところ、2016年くらいまでは遡って発行されていることを確認できました。4大法人と自分が行きたい法人のレポートを直近5年間のものをざっと見て、かつ内容を比較すれば、それぞれの法人の特色(というか自分たちがウリにしたいもの)と業界についての情報はトップクラスになるでしょう。少なくとも、このレポートを読んでいない他の応募者と比べるとその差は簿記3級と公認会計士くらいの知識差となっていると思います。そこまでやる必要があるかはわかりませんが、どうしても監査法人に入りたい人は読み込んでも良いかもしれません。

使い方

念のためですが、このレポートで得た情報を面接の場でひけらかすと普通に落ちます。面接官といっても監査法人のことを知り尽くしている人は皆無で、正直あまりわかっていないのが現実です。そんな人に対してしっかりした知識をひけらかしてしまうと、「なんか色々知ってる気持ち悪いやつ」という評価になってしまう可能性があります。そのため、面接の場では基本的には明るくハキハキ人間・社会人としてのコミュニケーション能力を持っていることを前面に押し出し、志望理由などの時にサラッと得た知識と組み合わせて話して「お、ちゃんと調べているんだな」と思わせるのが最も効率的です。

余談になりますが、監査法人にどうしても入りたい人は、日本にある監査法人の数そのものが少ないので、普通の会社で面接を受けて「練習」しておいた方が良いです。失礼と思われるかもしれませんが、自分の人生がかかっているので、それくらいやるのは問題ありません。面接に慣れたあとに監査法人で面接して、慣れないことによる失敗リスクをできる限り抑えましょう。

ということで、今回は監査法人に転職したい人への必読の情報のご紹介でした。これを読めば絶対に転職できるというものではもちろんありませんが、業界研究において非常に役立つ情報が盛りだくさんだと思いますので、ぜひ転職活動に役立てていただければと思います。

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